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内容紹介

心がざわつく夜、ひとりで蓮池のまわりを歩いた。淡い月の光の中、人気のない道を歩いていると、この世界には自分しかいないような気分になる。何を考えてもいいし、何も考えなくてもいい、自由な時間。水面にかさなる葉の中に、白い蓮の花がまばらに咲いている。葉と花がかすかにゆれる。月の光は水の流れのように、静かにさしこんでいる。葉に落ちるまばらな影は幽霊のようだ。光と影が調和するようすは、バイオリンが奏でるメロディのようだ。蓮池のまわりは木々に囲まれ、ぼんやりと暗い。にぎやかなのは木の上のセミとカエルだけだ。ふと、蓮をつむ習慣を思い出した。小舟に乗った若い娘たちが恋歌を歌いながら蓮をつむ…。そんなことを考えていたら、いつのまにか、時間は過ぎていた。（埼玉福祉会作成）

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タイトルコード

1000040560941

書誌種別

図書

著者名

朱 自清／文

著者名ヨミ

ZHU ZIQING

出版者

連環画出版社

出版年月

2014.11

ページ数・枚数

1冊

大きさ・形態

23×30cm

書名

荷塘月色

書名ヨミ

HE TANG YUE SE

件名1

洋書－絵本－中国語

注記

仮邦題: 蓮池の月光