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母をたずねて、異世界に。　4　実はこっちが故郷らしいので、再会した家族と幸せになります　電撃の新文芸　藤原祐／著

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資料情報
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内容紹介: 1942年、戦争が始まると兄さんは海軍に入り、家にはぼくと父さんと母さんが残った。戦争中は、映画に行けなくても、毎日同じ献立でも、チョコバーが食べられなくても、がまんしなくちゃならなかった。食べものが配給制になり、アルミホイルや空き缶を集め、夜はあかりがもれないようにした。それから父さんが陸軍に入った。「母さんをたのむぞ」と言い残して。ぼくは部屋に父さんの写真をかざり、「ぶじに帰ってきてくれますように」と祈りつづけていた。ある日、クラクションやら笛やらがにぎやかに鳴る音がきこえてきた。戦争が終わったんだ。3週間後、兄さんが帰ってきた。さらに1か月後、父さんが帰ってきた。父さんはぼくらを見て手を振った。（埼玉福祉会作成）

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